詐欺詐欺詐欺詐欺

こんばんは。

いやはや困ったものです。何を書こうか思いつきません。笑

そういえばこんな話がありましたねぇ・・・。もうかなり昔の話ですが。

私の知人に、かなり年配の女性の方がおられます。（以下Bさんとします）

その人はちよっと変わった職業に就いています。実は、昔、仕事場が同じ事があり、仲良くさせていただいていました。（私が変わった仕事をしているのではありませんよ笑）

その人が退職されてから暫く音信不通でしたが、本当に偶然にこんな所で！？という場所で再会する事ができました。それから再度交流を深め、色々と話を聞いたりしていましたが、相談に乗ってほしいと頼まれた事がありました。

詳しく聞いてみますと、何でも、詐欺にあったから（解決の為？）協力してほしいという事でした。

内容は、ある知人男性（以下Aとします）から、とある県のとある場所で、ある歴史上の人物（戦国武将、名前を聞いたら、あの人か！と誰にでも分かる人です）の映画を撮影する予定がある、それで映画村みたいな撮影スタジオができるから、そこで店を出してみないかと誘われ、知人女性は前々から自分の店を出したいと焦っていたので、その話に乗ったそうです。

Aからは、準備資金に200万必要なので、用立ててくれないだろうか？と言われて、疑いもせず一も二もなく渡してしまったそうです。

結局、映画の撮影の話は途中で座礁してしまって進まない状況になっており（実際に撮影する計画はあったそうです。役所にBさんと一緒に行き確認しました。実際は一緒に来てほしいと言われて付いていっただけなのですがね）

しかし、Aは、その後どこかに雲隠れしてしまい、結局渡した200万は行方不明となったままになりました。それをどうしても取り返したかったようですが、無理な話だと私は思いました。

それから、Bさんは探偵を雇ったり弁護士に依頼したりして裁判まで起こし（Aは出廷しなかったらしいので欠席裁判に）、何とかAの居場所を一度は突き止めて、返済を約束させたらしいですが、返済されたのはほんの僅かで、再び行方不明になったそうです。

後から話を聞いてみますと、AはBさん以外にも同じような手口？というか誘いをかけて、色々な人からお金を集めていたそうです。それで同じような被害に遭った人が他にも大勢いたようです。

私はBさんから一番最初に相談を受けた時、すぐに詐欺だと分かりました。もちろん、A自身は、そのような積もりはなかったかも知れませんが、流れを見てみますと、そう捉えざるを得ませんよね。

ですので私はBさんにこう言いました。『何故、私かそれ以外の人に相談しなかったのですか？』と。

Bさんは、思い込みで突っ走る傾向があり、人の言う事を聞かない頑固な面があります。誰かに相談していれば、少し冷静になれる時間もあったかも知れません。

ですが、誰にもそうしなかった。店を出したいという気持ちが強く、視野狭窄の状態に陥っていたのだと思います。

一連の出来事から後、何とかしてお金を取り戻したい！どうすれば良いか？と相談されましたが、私は『それは無理です。諦めて下さい』と冷静にお伝えしました。

詐欺師からお金が返ってくる事などありません。相手に返済能力はないからです。どうせ奪ったお金も何かに使い込んでいるはずです。きちんと返済してくれるような誠実さのある人ならば、行方をくらます事等ありませんしね。

『残念ですけど、諦めて下さい。今回の件は高い授業料を払って、勉強させてもらったと前向きに捉えて下さい。そして新しく前を向いて生きてください』とお伝えしましたところ、まぁ何とか納得はしてくれました。

しかしその後、店を出したいという思いを諦めきれずに、それに向けて動こうとしていたので、その時は強く反対しました。そして現実の問題を懇々とお話して、いい加減諦めて下さい、そのせいで痛い目に遭ったのですから。これからはやるべき事は違いますよとお伝えしました。

ですが、その後も、Aの行方を追いかけてお金を取り戻そうとしていました。ブログにまで実名を公表していたようです。またもや暴走するのかと心配した私は再度、説得しました。

ようやく収まったようですが、人の話を聞かずに暴走するのは良くないですよね。頑固さは思考力を奪ってしまいます。頑迷とも言えるでしょう。大事なお金を、入念に確認したり自身でも調べもせず、いくら（当時は）信頼していた相手とはいえ簡単に渡すのは、どう見ても軽率としか思えません。

店を出したいのなら、別に店舗を構える必要なんてなく、自分の家を店舗にしてしまえば良いのです。発想の転換ですね。

それは嫌だの何だの言われていたので、『頑固だなぁ』と改めて思いました。

大きなお世話ですが、また店を出そうとか、そんな動きが見られましたら、阻止します。笑

また泣きを見るハメになりますからね。

上手い話には何か裏があると疑ってかかりましょう。私も良い教訓になった出来事でした。

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