国際ロマンス詐欺(笑)
あなたを騙そうとする輩は、あなたを陥れるその寸前まで、微笑を絶やす事はない。そして時が来たら、悪魔としての本性を現すのである。
SNSで利用しているのは、今のところ、ツイッター、はてなブログ、ユーチューブ(これも含まれるかな)、そしてインスタグラムだ。(以下、インスタ)
実のところ、インスタに関して言えば、殆ど使用していない。
私は頻繁に写真を撮る事はしないし、いわゆる『インスタ映え』等といった事にも興味がない。
時々、朝日や夕日が綺麗な時に徐に撮影したりするだけである。
ところで、少し前の話になるが、インスタを始めた当初、こんな事があった。
とある外国人女性からフォローが来たのだ。
私自身、日本人だろうが外国人だろうが、フォローされたりフォローをお返ししたりするのは全く構わない。むしろ交流が増える分、有益だと思っている。(変なアカウントは除く。ブロックしたり通報したりするが)
現在、外国の方からもいくつもフォローされているので、特別気にする事もなく、何となしにフォローを返したのだ。
すると、それからメッセージが頻繁に来るようになった。
その人はドイツ人だと言っていたが、英語でメッセージが来た。
私は英語は殆ど分からないので、グーグル翻訳で翻訳しながら読んでみた。
しかし、最初のメッセージでいきなり参った。笑
何故かというと、始めた当初、私は自撮りした自分の写真をプロフに使用していたのだが、それを見てかどうかは知らぬが『あなたって、ハンサムね!(ハート)』と来たのだ。
ハンサムね!(ハート)と言われて悪い気はしなかったが、直ぐに『こいつ何だか変だね』と気付いた。
それでも、リップサービスだろうとか日本や日本人に興味があるんだろうなぁと思い、私も丁寧にメッセージを返していた。
最初は他愛もない世間話的な?事を話していたのだが、それからどんどんと恋愛の話になっていった。笑
あなたは結婚しているの?とか、結構突っ込んだ内容を聞かれたりしてきた。
最初のほうは、それこそ丁寧に返事をしていたが、私も色々と忙しく、インスタとかネットばかり四六時中扱うわけにもいかない。
その内、返事を返すのが遅くなった。(あまりに向こうが執拗だったので嫌気がさしてきたというのが理由でもあるが)
すると、何とした事か半分逆切れのような感じで抗議してきたのだ!
まだ魔王と呼ばれる以前の私であったが、『頭ねじ切ってオモチャにしてやるぜ!(byタロン社)』と段々とムカついてきた。
だから(ムカついても丁寧に!ネット上のマナー!)『私も忙しくて、ずっとスマホやネットを使うわけにはいきません。それは理解して下さい』と返事をした。
すると、まぁ納得してくれたようで『ごめんなさい』的なメッセージが来た。
しかし、それから少しして、またもや内容がエスカレートしてきた!
『I Miss you』だとか『愛しの人、あなたに会いたい、寂しいわ』といった、背中が痒くなるような事を、臆面もなくそれこそマシンガンを連射するかの如く送ってくるようになった。
いい加減うんざりしてきた私は、塩対応をした。
すると、これまた内容がレベルアップしてきて、『あなたと結婚したい』とか『あなたと一緒になれないと困るの!』とか『私の事を助けてくれる?弟のように』などといった事を沢山送ってきた。本当に『こいつは一体何を言ってるんだ?』状態で、ポカーンと開いた口が塞がらなかった。笑
実は、この出来事の少しした後に、福岡で国際ロマンス詐欺、外国人詐欺師(ナジイジェリアとかだったか)逮捕というのが報道された。当時私は国際ロマンス詐欺とは知らなかったが、明らかにこいつの言っている事はおかしくて道理にも反していると確信が持てていたから、捨て台詞のようにこう送ってやった。
『あなたの言っている事は意味が分かりません。会った事も話した事もない人と、どうして結婚なんて話が出るのですか?あなたとこうしてメッセージをやり取りするだけで時間の無駄です。消えうせて下さい。バイバイ(^^)/~~~』と。
もちろん、アフターケアとしてブロック及び通報をしてあげた。笑
しかし今でもアカウントは存在している。しかも、プロフの画像が全く別人になっていたのだ!笑(今度はキャビンアテンダントとか書かれてあった)
別人も別人。笑
最初の奴は、ふくよかなある程度年齢のいった女性の写真だったが、次の奴は、すらっとした長身の美人になっていたから。
完璧に詐欺師だ。笑
勝手に人様の画像を使用すると犯罪になるが、おかまいなしだろう。
安易に自分の写真を載せる事は、一定のリスクを背負うという事を理解したほうが良いと思う。
ネットの世界とは、ある意味ウェイストランドと同じようなものだから。
荒野の無法地帯を行くが如く、慎重にせねばならない。
最後に一言。
冷静になって考えてみて下さい。一呼吸置いて。すると相手の矛盾点や言動の怪しさ、おかしな点に気付きます。頭に血を昇らせて、浮かれないように。