良いこと、したのかねぇ
どうも。
もう前の話ですが、思い出した事がありますので、少しばかし書かせていただきます。
出かけていた時なのですが、用事が終わりまして、自分の車に乗り込もうとした時です。
どこからともなくお婆さんがやって来ましてね。
お婆さん曰く『バスに乗り遅れてしまった。○○に(スーパー)行きたいのだけれども、とても歩いて行けないので、申し訳ないが送ってもらえないか』という事でした。
少し吃驚しましたが、確かにあそこまでは遠いし、坂道もかなりありまして。
ですが、見も知らずの他人を乗せるという事に、いかにお年寄りといえども抵抗がありましたし、何よりもし事故があった時には、責任が取れないですから、お断りしようかと思いました。
が、お婆さんの必死な表情を見ていますと、何だか断れませんでした。
それに亡くなった祖母の事を思い出しましてね。(良いお別れが出来なかったので、今でも心の何処かに祖母の思い出があります)
『分かりました』という事で乗せてあげる事にしました。
お婆さんは『本当にありがとうございます。お礼はいたします』と何度も言われていましたが、私は受け取るつもりなんて一ミリもありませんでした。人助けですから。
事故を起こす事もなく、きちんと目的地までお送りする事が出来ました。
お婆さんは降りる時に、『これはお礼です』と一枚の千円札を私に差し出されました。
吃驚しまして、私は『いえいえ、そんな事していただかなくても・・・』とお断りしましたが、お婆さんは受け取ってほしいと言われました。
そこで、きちんとお礼をお伝えしまして、千円札を頂きました。
ほんの些細な事でしたが、一助けをするのは良いものだと思いましたね。
あまり人に関わるのが苦手というか、独りが好きな私ですが、意外と世話焼きな部分もあるようで。笑