人生Hard mode、心はEasy mode

様々な事を書き連ねます。ご縁に感謝。

ヤク中に絡まれ、死にかけた話

これは私が高校2年生の時分の話。

 

当時の私は、主に勉学に励む生徒であり、クラスも隼特進クラスに所属していた。

 

中学までの私といえば、勉強嫌いがたたり、成績は悪かった。

 

高校になってから心を入れ換え(厳密に言えば、親からやかましく言われていた為)、毎日復習をするようになった。

 

それからというもの、成績が目に見えて上がっていき、あの時の悪さは何だったのだ?というぐらいにまでなれた。

 

高校時代は部活をしたかったのだが、それが許されず、やりたくもない課外クラスに行かされていた。放課後に居残って、特別に勉強する活動だ。

 

周りの連中を見渡すと、それこそ特進クラスの秀才が多くいて、私のクラスからは、ほんの数える程しか来ていなかった。

 

とにかく、そんなこんなで勉学に励む少年であったのだ。

 

ある日の事・・・。

 

課外授業が終了して帰ろうとしていた時の事。

 

私と同じクラスメイトに、皆から“お兄さん”と皮肉を込めて言われている奴がいた。

 

何故、そのように呼ばれていたかというと、何でも私達よりも一年ほど年上であったというのが理由。

 

別の高校に通っていた際に、何かしら不祥事(おそらく暴力事件と思う)を起こしてしまって退学になり、また高校受験をして、私が通っていた高校に入学してきたらしい。

 

正直、傲慢なところがあり、クラスの皆から嫌われていたが、何故かやたらと私に絡んでくる。笑

 

絡んでくるといっても喧嘩を売ってくるとか、そういう話ではなく、仲良くしようぜ!的な態度。嫌です。(心の声)

 

私は構わなかったが(嫌です)、上記のように彼はそういう性格だから、面倒臭いなとは感じていた。

 

話は戻るが、課外授業が終了して、さっさと帰ろうとしたところ、彼が『一緒に帰ろうや!』と言ってきた。(嫌です)

 

私は電車通学であり彼もそうだったので、駅に向かう道中と電車の中まで一緒になる。(帰る方向が同じ笑)

 

別に構わないけど?という事で、駅までの道を2人でテクテク歩いて帰った。

 

すると途中、何やら風体の悪い男が道の真ん中に立って、何かを物色?するような感じで、辺りを見渡していた。(背は高くなかったが、短髪で金色に染めており、目つきが物凄く悪かった。私達よりも年上だったような気がする)

 

自慢ではないけれども、私は勘が強く、危険な臭い等を感じ取る能力に長けている。

 

なので、迂回して進み、もし声を掛けられても一切合財無視して歩き続けようと決めていた。

 

すると・・・。

 

案の定、ドスの利いた声で『オイッ!!』と呼び止めてきた。

 

ほ~ら、おいでなすった!と思ったが、関わるとロクな事にはならないから、無視して行こうとした。

 

しかし何とした事か、一緒に帰っていた“お兄さん”が反応してしまい、結局捕まってしまった。笑(後で彼に確認したら、向こうが睨みつけてきたので、こちらも睨み返したのだとか。はっきり言って馬鹿だ。一番やってはいけない事をやったのだから。笑)

 

私達2人は、路地裏に連れ込まれてしまい、いわゆるカツアゲ目的で脅されたのだ。男から妙な臭いがしていた。直ぐに分かった。シンナーの臭いであった。

 

要するに男はシンナー中毒者であったのだ。

 

男が喚いて脅してくるが意味不明。私は男がずっとポケットに手を入れていたので、気付かれないように少し距離を取り、手の動きに警戒していた。

 

というのも、ナイフ等を忍ばせている可能性があったからだ。もし、抜く気配を見せたら、思い切り急所を蹴り上げて、逃げようと計画していた。

 

男の連れの女もいたが、こいつは終始口元を手で押さえていた。おそらくシンナーのやり過ぎで歯がボロボロだったのだろう。ブスがより一層ブスになっているだけの話だったが。

 

結局、何も取られずに済んだが、連れの“お兄さん”の馬鹿さ加減に頭が来た。下手をすると、刺されていたかも知れないし、何かしら大きな怪我を負わされていたかも知れない。

 

殺されてしまう可能性だってあった筈だ。

 

“お兄さん”は、ボクシングをやっていると、いつも自慢ばかりしていた。休憩時間になると、見せびらかすかのようにシャドーを始めたり、くつろいでいる私に対していきなり右の脇腹にボディブローを放ってきたりと『俺は強いんだぞ』アピールに余念がなかったように思える。(でもプロのライセンスの話なんて全くしてこなかった笑 ちゃんとやれば3ヶ月で取得できる筈だけど?笑)

 

で、ヤク中に絡まれた件も、いきがった結果。笑

 

余計なトラブルを起こしてしまったというわけである。危機管理のなっていない愚か者だ。

 

私は、絡まれた時、“お兄さん”の様子を見ていたが、明らかにビビッていた。笑

 

情けない奴だなぁと思った。

 

あれぇ?いつものかっこ良さはどうしたの?笑

 

強いんじゃなかったっけ?笑

 

ヤク中から解放されてから、私は直ぐに警察に通報しに行く!と言った。

 

しかし彼が『言うな!』と血相を変えてきた。

 

理由を聞くと、恥ずかしいからだとか。笑

 

お前は馬鹿かと。犯罪者はのさばらせてはいけないだろうに。

 

私はそう主張したが、結局は押し切られてしまった。私も情けない。

 

また、クラスの連中には言うなよとも言われた。これまた恥になるからだとか。

 

その割りには、『あいつなんて、簡単にぶっ殺せたけどな!まぁ我慢したわ』とか、強がりを言う始末。笑

 

なら最初からやれや。笑

 

やらなかったのは私がいたからだそうだが、私を危険に巻き込んでおいて、よくもそんな事が言えたわね。How dare you!(グレタ) 私を言い訳にするなと。笑

 

皆さんの周りにも口先だけの奴とか、立場を傘に着て威張っている奴とかいると思います。しかし、そんな奴の鍍金なんて、直ぐに剥がれます。普段は物静かでも、いざとなった時に肝が据わっている人のほうが、何倍も信頼できます。

 

実際、あの場にいて、私はヤク中が変な動きを見せたら、即効でやると決めてました。笑

 

まぁ、暴力を振るわなくて済みましたし、運が良かった為、怪我もさせられませんでした。でも一歩間違えば、本当にヤバイ状況になっていたかも知れません。怖い体験でした。

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