努力は報われるのか・・・?
やらずに悔やむより、やって悔やめ。何もせずに後からああだこうだというのは簡単である。ただし、惨めなだけだ。
よく聞く話に『世の中の成功している人は皆努力している』というものがある。
努力・・・、これほど頻繁に聞き、かつ大事な事も他にはないと思う。
先ずは、これなくして第一歩は有り得ないのではないかと。
しかし果たして、努力のみで、望んでいることを成功させることができるのか?
私は、これについては懐疑的である。
断っておくが、私はコツコツと積み重ねていくことは大好きであるし、そういうふうに頑張っている人も応援したくなる。
ただ、努力のみではどうにもならないことがある。
努力に加えて大切なことは、素質と才能だと思う。
才能は、分かりやすくいえば、向き不向きという言葉にも置き換えられるだろう。
いくら努力しても、その人が資質がなければ、才能がなければ、その分野で花開くことはない。
世の中の成功している人は皆努力しているというのは、実のところ、その人の他人よりも何倍いや何十倍何百倍もの努力と、その人が元々持っていた並々ならぬ資質や才能があったからである。そして、支えてくれる人の存在なども忘れてはならないだろう。
そうした条件があって、たった一つの栄冠に辿り着けたりするのだろう。
中には、それだけの条件に恵まれていながらも、泣かず飛ばずで終わったりする人もいる。
これは、目に見えない運や時を掴めなかったからだと思う。そうした少しばかし不思議な要素も意外と重要なのかも知れない。
成功するといっても、人によって様々感じることや目指すところは違うと思う。
私は大事なことは、自分が納得できるかどうかだと感じている。
またAという分野で上手くいかなくても、もしかするとBやC、Dといった分野に向いているかも知れない。
だから、決して挫折したからといって諦めてはいけないと思う。
それまで積み重ねてきたことは、きっと違う分野で活かせる時がくるはずだから。
私も新しい人生の目標が出来た。
作家の夢は、とうの昔に諦めてしまったけれども、書くことは自体は、どんなに隠そうとも好きなことだと再認識できた。
だから、活かしていきたいと思う。
活かすことは生かすことだ。