ズレてるぞ!
カレーや教室に罪があるのか?ある訳ないだろ!!
神戸市立東須磨小学校の教諭4人が同僚をいじめた問題である。
なんでも、無理矢理に激辛カレーを食べさせるなどしていたようだ。
いやはや子供達にいじめは駄目だと教えねばならぬ立場の者達が、このような体たらくである。
世も末だと感じた人は、私ひとりだけではないはずである。
大人のいじめとは、立場を利用した嫌がらせやモラハラ等が主なイメージだったが、こうなってくると、『こいつらはある意味、子供以下だな』と思えてくる。
しかも良い年齢の大人達が、である。身体は大きくなってはいるが、この連中が精神的な部分では全く成長していない証左にもなっている。
ところで神戸市教育委員会が、児童達が今回の件で相当なショックを受けたので、カレーを給食の献立から中止にし、いじめの舞台となった家庭科教室を改装する旨の発表をしたとのこと。
カレーを見て、それがいじめを連想、フラッシュバックを起こさせ、児童達に悪影響を与えかねないというのが理由らしいが、私から言わせてみれば、愚かとしか言いようがない。
カレー自体が、何か罪を犯したわけではない。問題なのはカレーを利用し、いじめをおこなっていた連中に罪がある。
19世紀ドイツの詩人・作家であったハインリッヒ・ハイネは、こういう名言を遺している。
鉄は人間を殺さない。
殺すのは手である。
その手は心に従う。
と。
人間を殺すのはそれを用いる人間の手であり、その手もその人間の心に従っているだけである。
つまり、人間を殺すのは人間の心なのだ。
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